カウンセリングコンセプト
くれたけ心理相談室 敦賀支部 千村孝峰のご挨拶
しっかりとお聴きし、ともに考えさせていただきます。それだけではなく、コラージュ法と実存分析の理論を基にしっかりとした方法論を駆使し、責任を持ったカウンセリングを行います。
カウンセリングは、相談に来られた方(クライアント様)のお話を、真摯にお聴きすることから始まりますが、それと同時にクライアント様が、「来てよかった」「解決の糸口が見つかった」等と思っていただける様に努力することがカウンセラーの責任でもあります。そのために、カウンセラーというものは、自己のカウンセリング技術を磨くために、様々なカウンセリングに関わる理論や方法論を学んでいるものです。
私、千村孝峰は、このカウンセリングの方法と、理論についてはコラージュ法と実存分析を用いています。
コラージュ法
これは雑誌や新聞などの写真や文字を切り抜き、自由に台紙に張り付けていくものです。
コラージュは「雑誌を切り抜いてあるいは破いて糊で紙に貼る」という作業だけですので、非常に簡単で取り組みやすいものとなっております。雑誌などの切り抜く材料は、当方でもご用意いたしますが、クライアント様がご用意くださっても結構です。
何を切るかを考える、切る、貼る位置を考える、貼る、こうした作業を通して、その時に感じていらっしゃる気持ちが様々に変化していきます。そうした気持ちの変化を、善きにつけ悪しきにつけ素直に感じてください。作品として作成し終わった後で、作品について、あるいは作品制作過程の気持ちの揺れをについてカウンセラーとお話しいただくことで自己の内面の変化を実感していただくことが可能となります。
コラージュをすることで実際の問題が即解決するわけではないのかもしれません。しかしながら、コラージュの作業を通して、相談に来られた方が問題を抱えた自己の内面を見つめることができるのです。
クライアント様の中には、お話をすることが苦手な方もおられるでしょう。その点コラージュは、無理に話をしなくても黙々と作業をすることも可能です。それでも、その様子をカウンセラーは見せていただくだけでも、言葉ではないコミュニケーションも生まれてくるのです。
実存分析
この理論の立場では、問題や悩みを抱えた人を以下の4つのカテゴリーに分けて、分析します。
○身体(体の調子やけが、身体上の状態等)
○心理(イライラやうつといった心の状態等)
○社会(家族関係や対人関係といった社会的状態)
○実存(生きる上での根本的問題)
これらのカテゴリーについて、どのような問題をクライアント様が抱えているか、反対に問題解決のための資源が隠れていないか。加えて、それらが現在表面化しているのか、過去から潜在化していたのかといったことを具体的に分析して、クライアント様と共に考えさせていただきます。
表面化または潜在している問題 | 活用できる資源や能力 | |
身体 | 腎疾患(iga腎症)、過去からの腎臓機能悪化 | 医療機関での定期的検査と治療、投薬 |
心理 | 抑うつ、やる気が出ない | 医療機関での定期的検査と治療、投薬 |
社会 | 仕事でミスが多い、転職を繰り返す | 認知行動療法やキャリアカウンセリング |
実存 | この先どうなるかわからない、今までの生き方の行き詰まり | 死にたいとまでは考えていない |
*抑うつ状態の問題での実存分析の例(カウンセラー自身の経験から)
そのようなやり取りを通じて、問題解決の糸口を探ってまいります。表の例でいえば、うつ状態にあっても死を望んでなく、治療にも通っていることを資源としてクライアント様にも自覚してもらい、カウンセリングの継続によりクライアント様を支えていくことを柱に支援していくことになります。
カウンセリングをご検討中の皆様へ
以上、私のカウンセリングについての方法論をご説明いたしました。
もちろんこれらの方法論は、必ず用いなければならないものではなく、クライアント様が「ただ話を聞いてほしい」とご希望されるなら、そのお気持ちに沿う形でセッションをさせていただきます。
どうぞお一人で悩まず、思いを打ち明けてください。相談の時間は相談に来られた方のための時間です。その時間をご一緒させていただき、安心を提供させていただくことをお約束いたします。
会社方針(運営会社 株式会社呉竹)
株式会社呉竹は、弊社を取り巻く全ての方々とともに尊重・成長し合える環境を永続し、全員のベストライフと世の中への還元を実現する企業を目指します。